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静岡県


牧之原市(まきのはらし)は、静岡県中部に位置する市。 旧駿河国の西側に位置しており、現在の行政区分では、静岡県中部地方に属する。 行政区域は、駿河湾の海岸線から、茶の産地として有名な牧之原台地迄及んでおり、市名も牧之原台地が由来となっている。但し、主な住宅街が海岸沿いにあり、牧之原台地の人口は、市内の総人口の1割程度である。…
28キロバイト (2,996 語) - 2024年3月9日 (土) 05:23
リニア計画に対する地元自治体や住民の声をしっかりと受け止めることが重要だと感じます。牧之原市長が痛烈に非難する理由も、地域住民の声を代表しているという姿勢が感じられます。

1 @香味焙煎 ★ 警備員[Lv.18][苗] :2024/04/06(土) 07:27:10.33 ID:qQiflAcV9
静岡県牧之原市の杉本基久雄 市長は4月4日に行われた定例会見の中で、辞意を表明した川勝平太 知事を痛烈に非難しました。

4月2日に辞意を表明した川勝知事は、3日に開いた臨時会見で辞職を決断した一番大きな要因としてリニア中央新幹線に関する問題を挙げました。

リニア中央新幹線をめぐっては、事業主体のJR東海が2027年の開業を断念すると発表していて、この点について川勝知事は「大きな区切りを迎えた。この2~3月で大きく動いた。リニアの問題で大きく動き、ここで仕事が一段落した」などと述べています。

これに対し、杉本市長は4日の会見の中で「辞職するのは失言・舌禍が原因」と指摘した上で「手のひらを返したように自分を美化し、リニア(の開業)を10年遅らせたのは“俺の手柄”と言ってすり替えている」と猛批判。

そして、「逆に言えば(リニアを)潰すつもりでやっていたんですか?と。大問題だと思う。国家プロジェクトであるし、国も3.5兆円の財政投融資をしている中で、それを7年止めたとなると僕は犯罪じゃないかと思う。それくらい大きな問題」と重ねて非難し、「何とかしようとしてやっているのならいいけれど、結果論として、4月2日に(川勝知事と)会って話を聞いた僕の感想は、やっぱり止めるためにやっていたのだと。口では言わないけれど、そう取れる発言だった」と最後まで怒りが収まらない様子だった。

川勝知事をめぐっては1日に行われた県庁の入庁式で、新規採用職員を前に職業差別とも受け取れる発言をしたことで、4日午後5時までに2300件近い苦情が県に寄せられる事態となっています。

テレビ静岡
4/5(金) 19:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/91a5f2ac6a7750792e697cecd2110587abe469a3

【【政治】牧之原市長が川勝知事の辞意表明を痛烈非難】の続きを読む


川勝 平太(かわかつ へいた、1948年〈昭和23年〉8月16日 - )は、日本の経済学者、歴史学者、政治家。静岡県知事(公選第17・18・19・20代)。 早稲田大学政治経済学部教授、国際日本文化研究センター副所長、財団法人総合研究開発機構理事、静岡文化芸術大学学長(第2代)、学校法人静岡文化芸術大学理事長(第2代)を歴任した。…
124キロバイト (17,340 語) - 2024年4月3日 (水) 15:21
「ネットの反応を見ても、みんな呆れてるね。もう川勝知事には見切りをつけるしかないだろう。」

1 尺アジ ★ :2024/04/03(水) 22:02:38.17 ID:FEQYgLhz9
職業差別と取れる発言をしたことで渦中の人となった静岡県の川勝平太知事(75)。再び、その言動が物議を醸している。

4月1日、静岡県庁での新規採用職員向けの訓示で「うそ偽りを言わないことが大切。言葉遣いが大切です」と心構えを述べた後に「県庁はシンクタンクだ。毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たち。それを磨く必要がある」と発言した川勝知事。農業や畜産業、製造業を“知性が低い”とするような物言いに「職業差別だ」との声が相次いだ。

しかし、川勝知事は2日に開いた会見で「職種が違うということを言っただけ」として、「(発言の)全体の趣旨を見てほしい」などの言い訳を連発。さらに「メディアのハラスメントが横行していることを憂いております」などといい、『読売新聞』の記者が1日の川勝知事の発言をそのまま読み上げて「これを聞いた県民から、県の広報課に対して『農業や畜産に携わる人の知性が低いということですか。驕った考えですね』という声が多数届いているそうです」と伝えた際にも「それは読売新聞の報道のせいだと思っています」と反論。

また『読売新聞』の記者が「昨日知事が言われた発言をそのまま切り取ることなく、お伝えした上で県民の方はそのように取られた」というと、川勝知事は「いや、切り取られたんだと思いますね」「脈略から外れてるんじゃないですか?」と述べた。そして、今後の対応を問われた際、こう述べた。

「こういう風潮が弥漫していることに対しましては、憂いをもっております。どうしたらいいのかなと思いまして、よく考えたんですけれども、準備もありますからね。6月の議会をもってこの職を辞そうと思っております。以上です」

突然の“逆ギレ辞意表明”に現場は大混乱。記者らから怒号に似た呼びかけも起こったが、川勝知事はそれらに応じることはなく会見を後にした。

言い訳を連発した上に、突然辞任を発表した川勝知事。その会見内容にネットでは《川勝、逆ギレ辞意表明か。酷い記者会見だったな》《この人完全にやばい》と非難が殺到する事態にーー。

また電撃辞任に対して、Xでは《は?ここから逆ギレ辞職というパターンがあるの??大人が!?》《逆ギレ辞職とは…》《川勝知事まじでヤバい人やん…あの発言はさすがに切り取りとか関係ないやろ。怖すぎて怒りとかない。ヤバい人を見てるって感覚でしかない。はよ辞めてくれ。怖いから》と呆れる声も上がっている。

さらに、川勝知事の電撃辞任宣言を疑う声も上がっている。川勝知事は’21年10月、参院補選の応援演説で、対立候補の地盤だった御殿場市について「あちらはコシヒカリしかない」「飯だけ食って、それで農業だと思っている」と発言。猛批判を浴びた上に、県は11月に辞職勧告決議を可決。しかし川勝知事は辞職を否定し、12月分の給与などを返上するとしていた。

ところが’23年7月に給与が返上されていなかったことが判明し、その際、川勝知事は「熟慮した結果、発言に対するけじめは知事として職責を果たすことだと思い至った。

※続きは以下ソースをご確認下さい

4/3(水) 14:27
女性自身

https://news.yahoo.co.jp/articles/87dab0bed1556352498c6b9a9a81c4899899e177

【【政治】“ヤバい人を見てるって感覚”川勝知事が突如辞任!ネットで話題沸騰】の続きを読む


石川嘉延・川勝平太「新しい地球モデルを目指す――自然の恵みと美意識を生かして」『Myしずおか』24巻、静岡県広報局、2005年3月、5頁 ^ 「知事選立候補者のマニフェスト(要旨)」『川勝平太氏:知事選立候補者のマニフェスト(要旨)』静岡新聞社、2009年6月30日 ^ 「『静岡-福岡便利用を』――川勝知事が新空港PR――県庁」『経済ニュース…
115キロバイト (15,937 語) - 2024年4月2日 (火) 16:28
職業差別発言が問題視されていたので、辞職は避けられない結果だったのでしょうか。

1 PARADISE ★ :2024/04/03(水) 00:06:33.39 ID:M5SugW/n9
静岡県の川勝平太 知事が4月1日に行われた新入職員の入庁式で「実は静岡県、県庁というのは別の言葉でいうとシンクタンクです。
毎日、毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいはモノを作ったりとかということと違って、基本的に皆様方は頭脳・知性の高い方たちです。ですから、それを磨く必要がありますね」(原文ママ)と職業差別とも受け取れる発言をした問題で、知事は2日午後6時から取材に応じました。

川勝知事が“職業差別”を露見…第一次産業や第二次産業の従事者を蔑む発言?しかも新入職員への訓示で

この中で川勝知事は「6月議会をもって職を辞そうと思う」と電撃辞職を表明しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9717afc9ab91e5418cb0e5c8babdd8b2c6e8a028

「リニアが霞む舌禍」静岡・川勝知事が“職業差別” コシヒカリ発言で「今度迷惑をかけた時は辞職する」発言も止まらぬ大暴走 [滑稽マン★]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1712046291/

★1 2024/04/02(火) 18:44:57.78
※前スレ
【速報】“職業差別”発言の静岡県の川勝知事が電撃辞職を表明 「6月議会をもって職を辞そうと思う」★5 [PARADISE★]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1712061997/
【速報】“職業差別”発言の静岡県の川勝知事が電撃辞職を表明 「6月議会をもって職を辞そうと思う」★6 [PARADISE★]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1712066107/

【【政治】静岡県の川勝知事が“職業差別”発言の電撃辞職を表明】の続きを読む


リニア問題は早急に解決すべきだと思います。川勝知事の発言が混乱を招くだけでなく、メディアの報道も自由度過ぎると感じます。
国民にとって安全かつ効率的な交通手段を提供することが重要です。

1 尺アジ ★ :2024/02/06(火) 19:33:21.42 ID:67biDxjG9
静岡県の川勝平太知事は1月29日会見で、リニア問題に関するJR東海の「事実誤認」の指摘に対して、相変わらずの身勝手で、都合よく曲解した主張を次から次へと繰り返した。

 そのごまかしが功を奏してか、「知事発言は事実誤認である」としたJR東海の指摘が、いったい、何だったのか、全くわからなくなってしまった。

 何よりも、テレビ、新聞は川勝知事の発言をそのまま伝えたからである。

 だから、一般の人たちには、どちらの主張の何が正しくて、何が間違っているのか全く理解できない混乱を招いた。
県の「公式見解」ではない部分開業論


JR東海の「事実誤認」に反論した川勝知事(静岡県庁、筆者撮影)
 ことしも新年早々から、「川勝劇場」によって、リニア静岡騒動は解決への道は遠く、混迷の度合いを深めている。

 昨年12月静岡県議会の厳しい追及に、リニア問題の解決策は「部分開業」であると川勝知事が苦し紛れに答弁したことから、今回のデタラメ発言が始まった。

 県議会翌日の13日の定例会見で、記者たちから肝心の丹羽俊介JR東海社長が「部分開業」を否定しているとただされると、いつも通りに次から次へとごまかし発言が続き、記者たちを煙に巻いてしまった。

 翌日14日の県議会くらし環境委員会で、リニア担当幹部職員が「県庁内で議論したことはないが、知事が議会で答弁したので『県の公式見解』となる」と発言、県庁全体で知事のデタラメ発言を後押ししていくことを明らかにした。

 同じ14日に、JR東海が、静岡工区の未着工を理由に、開業時期を2027年から「2027年以降」に変更すると発表すると、県は「2037年の全線開通を一刻も早く実現するために、できるところから開通していくべき」とする知事コメントを15日に報道発表した。

 つまり、知事コメントにある「できるところから開通していくべき」は川勝知事の「部分開業」論であり、県の「公式見解」として正式ルートを通じて広報された。
また、2037年全線開通があたかもJR東海の現在の目標のような印象を与えてしまった。

 この後、「部分開業」論を基に、新たな開業時期など川勝知事のデタラメ発言はとどまることがなくなってしまう。

※続きは以下ソースをご確認下さい

2/6(火) 8:03
現代ビジネス

https://news.yahoo.co.jp/articles/cbb661a64f0b4568fe458a6e160ba310dcd0a8a2

【【迷惑】リニア問題で混乱!川勝知事のデタラメ発言はメディアの報道責任を問う!】の続きを読む


「リニア工事反対派の声を無視する川勝知事の姿勢に疑問」県民の信頼を失った行政トップの問題点とは


静岡県議会の請願を受け入れない川勝平太知事の辞任を求めるChange.org ^ a b また自身の発言から県議会で謝罪 川勝知事 「ことしの漢字」めぐる失言 2年前には“コシヒカリ発言”で謝罪も…【静岡】Daiichi-TV ^ “川勝知事「科学的根拠に基づいていること 伝わっていないのは残念」山梨知事の“不快感”に弁明…
104キロバイト (14,451 語) - 2023年10月19日 (木) 22:26


「川勝知事は常に事実無根の難癖をつけてばかりで信用できない。リニア着工には山を愛する人たちの納得が必要だが、彼はそれを考えずに進めようとしている。県政を託すには考えられない人物だ。」

リニア妨害を続ける静岡県の川勝平太知事が、南アルプスを掘り進めるトンネル計画について「山を愛する内外の人たちの納得がいる」などと発言した。ジャーナリストの小林一哉さんは「事実関係を無視した発言だ。リニアに難癖をつけることで県行政の信頼を失い続けている」という――。

■記者会見で川勝知事から飛び出した「トンデモ発言」

JR東海リニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区工事に関して、静岡県の川勝平太知事は「南アルプスの自然環境や生態系に影響がある」などと反発している。これに関して、10月10日の定例会見で、県がホームページ(HP)で公表している工事着工への手続きを根本から覆すあり得ない発言が川勝知事から飛び出した。

会見で、日経新聞記者が「リニアの話で自然環境に関して関係者の納得が必要だという話があった。水問題の場合だと、利水関係者、いわゆる(大井川の)流域自治体などでわかるが、自然環境問題に関して、県以外の具体的に納得させないといけない利害関係者を想定しているのか」と質問した。

これに対して、川勝知事は「南アルプスを愛する内外の人たちだ」などととんでもない回答をした。

自然環境問題で、県以外に納得させなければならない利害関係者がいることなど初めて聞いた。この回答はどう考えてもおかしいと、筆者は考えた。

この質疑に関しては後に訂正が県政記者クラブに配布されたので、てっきり利害関係者の部分が削除されたのかと思いきや、なんと「南アルプスを愛する内外の方」の部分がそのまま残っているから驚きだ。

しかも県はこの内容を肝心のJR東海国交省にも伝えていないのだ。

この回答はあまりにも的外れで、川勝知事の発言を一時的に取り繕っただけであり、日経記者の質問を正確に理解した上で、訂正したわけではないことがはっきりとわかった。

■川勝知事はあまりに「行政手続き」を理解していない

今回の訂正は、自然環境保全で不特定多数の利害関係者を想定している。

これでは、JR東海などに説明していたリニア着工への手続きを県が勝手に変えてしまったことになる。

このことは現在でも国交省JR東海は全く承知していない。

県HPの「リニア中央新幹線工事着工までの主な流れ」では、法律、条例等の行政権限に基づいて、リニア問題の課題解決に向けて利害関係者の合意手続きを踏むと説明している。

水問題では、流域市町、利水関係団体の利害関係者の合意が必要である。そのために、県が2018年夏に「大井川利水関係協議会」をつくった。

しかし、生態系への影響については、そのような合意形成を求めていないし、県以外の利害関係者の団体など存在しない。

本稿では、「行政音痴」の川勝知事による自然環境保全に関するとんちんかんな発言を紹介するとともに、このような間違いを平気で追認するのは、水環境だけでなく、自然環境の問題でも、リニア妨害を続ける県全体の姿勢にあることをわかりやすく伝える。

■「県以外の自然環境の利害関係者」を問うた日経記者

10月10日の会見で、日経記者が「自然環境問題の利害関係者」を問いただした場面に戻る。

川勝知事は、自然環境問題の利害関係者に当初「南アルプスを未来につなぐ会」を挙げた上で、「顧問には県立大学学長の尾池(和夫)先生、全体の会長は山極壽一さん(元京都大学総長)です」と回答した。

同会は南アルプスが2014年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)のエコパークに登録された後、リニア問題で自然環境保護の話が出たことから、登録から7年も経った21年7月に静岡県が設立したもので、事務局は静岡県自然保護課である。

これに対して、日経記者は「その納得を得る上で、JR東海に説明責任があるという発言があった。民間事業者のJR東海が環境保全に責任を負うというのは一般論でわかるが、(南アルプスを未来につなぐ会を納得させる)法的な責任、環境保全に関する法的な責任はないように思う。その上で、県として何かやっていることがあるのか」と突っ込んだ。

川勝知事が「南アルプスの自然を保全することは、環境行政の使命というか、責務ということは、かなり力の入ったことばが言われた」などと訳のわからない説明を繰り返した。

このため、記者は「環境行政の使命という流れで、いま県が取り組んでいることがあるのならば、JR東海との交渉で筋が通るが、特にやっていないのであれば、これはちょっと違うのでは」と県の姿勢に疑問を投げ掛けた。

■利害関係者に「南アルプスを愛する内外の人たち」と回答

川勝知事は、県職員が、県内高校の生物クラブに関与して、若い世代に、南アルプスの自然の厳しさと同時に希少性を教えていると説明した後、「やっぱり『南アルプスを未来につなぐ会』も大きいでしょう。山岳会の関心も非常に高い。そういう方たちが納得しないと不具合がある。利水団体のような明確な形で団体を言えないが、南アルプスを愛する内外の人たちと言ってもいい」などと質問の趣旨とは全く違う回答ではぐらかした。

その上、川勝知事は「利害関係者」を、南アルプスを未来につなぐ会だけでなく、南アルプスを愛する内外の人たちとさらに範囲を広げてしまったのだ。

日経記者の質問の主旨は、JR東海が「利害関係者」への説明責任等があるのならば、当然、県も具体的に自然環境保全をきちんとやっているのか、というものだ。

その追及に、川勝知事は、訳の分からない説明で逃げた。

■「自然環境の利害関係者」は県以外いるはずがない

行政は法律などの権限に基づいて、事業者への指導等を行うことができる。

大井川の水問題であれば、リニア工事で静岡県が権限を有する河川法の審査基準に、「治水上、又は利水上の支障を生じないものでなければならない」とあり、大井川流域の利水団体が「利害関係者」となるから、JR東海は流域自治体、利水団体への説明責任がある。

県HPでは、流域自治体、流域自治体を利害関係者としてJR東海との合意形成が必要としている。

ところが、南アルプスエコパークの動植物保全を担保する根拠は、県自然環境保護条例しかない。この条例が求めているのは、県と事業者の間で自然環境保全協定を結ぶだけであり、県以外に利害関係者は存在しない。

そもそも「南アルプスを愛する人たち」などという漠然とした利害関係者があったら、JR東海リニア工事を行うことなどできなくなる。

JR東海は、南アルプスエコパーク登録に尽力し、南アルプスの動植物調査などに取り組む地元の静岡市には、同市環境影響評価条例に基づいて、さまざまな説明を行ってきた。ただ、自然環境保全協定の締結で、県は利害関係者として静岡市の合意を求めていない。

どう考えても、自然環境保全で県以外の利害関係者など存在しないのだ。

■県の訂正理由もどうも腑に落ちない

「南アルプスを未来につなぐ会」は、県が予算を使って、これまで南アルプスの自然環境保全で何もやってこなかったことを取り繕うようにつくった団体であり、「利害関係者」とした川勝知事の回答は論外である。役員も大学教授や県の関係者らで構成されており、実際に南アルプスの生態系が変化することで直接的な利害を被る人はいない。

ところが、事務方が作成した「正しい知事発言」として出された訂正文は、「どの団体とは言えないが、南アルプスを愛する方々、山岳会も関心が高いので納得しないとまずい、利水団体のような明確な形では言えないが南アルプスを愛する内外の方」となっていた。「南アルプスを未来につなぐ会」の関係箇所を削除しただけで、そのまま知事発言にある不特定多数を指すとしてしまった。

県の担当者に「南アルプスを未来につなぐ会」を削除した理由を聞くと、「県がこの団体を創設したこととリニア問題とは関係ないから」だという。

この回答にも首をかしげてしまった。

もしこの説明がまかり通るのなら、山岳会など「南アルプスを愛する内外の人たち」もリニア問題に全く無関係の存在である。どうして、「南アルプスを愛する人たち」も削除しなかったのか、説明がつかない。

実際には、県リニア担当部局の予算でつくった団体だから、「南アルプスを未来につなぐ会」関係を削除したのが、本当の理由なのだろう。

「この団体がリニア問題と関係ない」という県庁内部の理由では、誰も理解できない。

おわかりのように、知事発言を訂正するならば、「県以外に利害関係者はいない」としなければならない。

■プライドが傷つかないよう川勝知事に忖度したのでは

「利害関係者はいない」と訂正してしまえば、川勝知事の発言はほぼすべてデタラメだったことを認めてしまうことになる。

それでは、川勝知事のプライドをいたく傷つけることを忖度(そんたく)したのだろうか。

というよりも、知事発言を勝手に切ってしまえば、川勝知事の逆鱗(げきりん)に触れると考え、最小限の訂正で済ませてしまったのだ。こちらが正解だろう。

県庁内では、すべて川勝知事の発言に逆らえない。特に、リニア問題では、川勝知事の決めたことがすべて正しいことになってしまうのだ。

■県行政への信頼が失われ続けている

10月20日に開催された県生物多様性専門部会も全く、そのシナリオに沿った茶番劇だった。

今回のテーマは、生態系への影響を議論する国の有識者会議が報告書をまとめるに当たって、県がどのような言い掛かりをつけるかである。

過去に「沢の水生生物への影響予測が行われていない」などと国へ提出した意見書だけでは飽き足らず、県専門部会の同意を得た上で、新たな言い掛かりとなる意見書を国へ送りたいのだ。

会議の途中で、森貴志副知事が「国の結論では不十分だという意見でよろしいか」と強引にまとめようとした。

幸いなことに、出席した7委員の中に「国の有識者会議の報告書を建設的にとらえるべきだ」とする意見もあり、当日の結論は先送りされた。

川勝知事は南アルプスすべての生態系への影響予測評価を行うことを求めている。事業者のJR東海に求めるのには全く不可能な話なのだ。

知事は南アルプスの自然環境を保全、生態系を保全するなどの空論を述べ続けている。逆らえない事務方は、知事のシナリオに沿った意見書を何としても国に送らなければならないのだ。

今回の自然環境問題の利害関係者を不特定多数の人としてしまうのも、その延長線上にある。

ただ、このような知事会見の訂正内容が、県の公式見解となれば、県行政への信頼性が完全に失われることを川勝知事は理解しなければならない。

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小林 一哉こばやし・かずや)
ジャーナリスト
ウェブ静岡経済新聞、雑誌静岡人編集長。リニアなど主に静岡県の問題を追っている。著書に『食考 浜名湖の恵み』『静岡県で大往生しよう』『ふじの国の修行僧』(いずれも静岡新聞社)、『世界でいちばん良い医者で出会う「患者学」』(河出書房新社)、『家康、真骨頂 狸おやじのすすめ』(平凡社)、『知事失格 リニアを遅らせた川勝平太「命の水」の嘘』(飛鳥新社)などがある。

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10月10日の会見で持論を述べた川勝知事(静岡県庁) - 筆者撮影


(出典 news.nicovideo.jp)

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