プロ野球の観客数はなぜ過去最多を更新したのか? 野球&経済の〝二刀流〟山田幸美アナに聞く …ターを務め、「プロ野球ニュース」(フジテレビONE)にも10年出演中の山田幸美アナウンサーがスポーツマーケティング対談でその謎を解き明かした。 渡辺… (出典:) |
プロ野球の観客数が過去最多を更新したのは、ファンの熱意と新たな取り組みの成果ですね。多様なイベントやファンサービスの充実が観客を呼び寄せ、また選手たちの活躍が観戦に訪れる理由を更に増やしています。特に山田幸美アナのような二刀流的な存在が経済面とファンの心をつなげることで、より多くの人々が球場に足を運ぶようになったのでしょう。
1 冬月記者 ★ :2024/11/28(木) 23:29:05.06 ID:Icl90PMy9
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fc9668f70df31397cb9ab11470c352c5ad37a16
(出典 i.imgur.com)
プロ野球の観客数はなぜ過去最多を更新したのか? 野球&経済の〝二刀流〟山田幸美アナに聞く
今シーズンのプロ野球の観客動員数はセ・パ両リーグ合わせて2668万1715人で過去最多を更新! いったいどうして増えたのか?
流通ウォッチャー・渡辺広明氏と「日経モーニングプラスFT」(BSテレ東)でキャスターを務め、「プロ野球ニュース」(フジテレビONE)にも10年出演中の山田幸美アナウンサーがスポーツマーケティング対談でその謎を解き明かした。
渡辺広明(以下渡辺)こうして観客動員数の推移をグラフで見ると、やっぱりコロナ禍の影響は大きかったね。2020年だけは交流戦中止で試合数が例年(858試合)より138試合少なかったのもあるけど、よく戻ったな~という印象です。
山田幸美(以下山田)そうですね。私が気になったのは22年です。来場制限が撤廃されたのに観客が戻り切らなかったのは仕事終わりに野球を見に行くファンの行動変容があったのではないでしょうか? 特にDeNAに注目すると、22年は3年ぶりにCS出場を果たした良いシーズンだったのにもかかわらず、コロナ前の19年シーズンより20%少ない178万人でした。
渡辺 ハマスタ(横浜スタジアム)は東京五輪にあわせて6000席増設されたんじゃなかった?
山田 おっしゃる通りです。20年2月に増築と改修が終わって最大収容人数が3万4046人に増えたのに社会変化でファンが戻ってこなかったんです。そこで球団は観客数をV字回復させるために“2軸のイベント設計”を行ったそうです。ひとつは昔ながらのファンに球場観戦の醍醐味を再確認してもらう施策。23年には日本一に輝いた1998年シーズンのスローガン「GET THE FLAG」を冠にしたイベントを行い、球団OBがチームの歌を歌うなどしました。
渡辺 なるほど。今年、ドラゴンズ戦をご一緒したとき、試合後には「横濱漢祭 2024」(8月20~22日)をやってましたもんね! 角田信朗さんが出てきて花火が上がって、みんなで昇天ポーズして…(笑い)。
山田 楽しかったですね。もうひとつは野球観戦に縁がなかった方でも来場したくなるようなアプローチ。4回裏が終わると始まる「diana」対ファンのリレー対決は毎回すごい盛り上がりです。他球団でも有名キャラとのコラボやユニホーム配布を積極的に行って、プレー以外の飲食や入場の体験価値を上げています。
渡辺 その傾向は「2024年スポーツマーケティング基礎調査」(三菱UFJリサーチ&コンサルティングとマクロミルによる共同調査)にもはっきり出ているよね。観戦回数も増えているし、1回あたりのグッズ費や飲食費も伸びています。ハード面で言うと僕は昨年春に訪問したエスコンフィールドで感心したことがあるんです。
山田 え、何だろう? 私プライベートで全球場に行ってて、エスコンがまた行きたくなる球場ってことはわかるんですけど…渡辺さんの好きなサウナですか?
渡辺 じゃないです(笑い)。「七つ星横丁」というエリアがすごく北海道の人のためにつくられているんですよ。こうした施設をつくるとなると道外から来た観光客のために「北海道のいい店を集めよう」っていう発想になりがちだけど、試合日のほか土日祝も営業、地元の人が楽しめるように北海道初出店のお店を多くしたと。こうした地元密着はパ・リーグの強みになってるよね。
山田 エスコンのある北広島市は23年末で人口5万6900人でしたが、まだまだこれから発展しそうですね。パでは6球団すべてが10万人以上も観客数が増加。オリ姫もすっかり浸透しましたが、今年のオリ姫デーのコンセプトはミュージシャンで、ミュージシャンになりきった選手のグッズを求めて500人もの行列ができたそうです。“推し活”の盛り上がりがプロ野球にもやってきたと実感します。
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プロ野球の観客数はなぜ過去最多を更新したのか? 野球&経済の〝二刀流〟山田幸美アナに聞く
今シーズンのプロ野球の観客動員数はセ・パ両リーグ合わせて2668万1715人で過去最多を更新! いったいどうして増えたのか?
流通ウォッチャー・渡辺広明氏と「日経モーニングプラスFT」(BSテレ東)でキャスターを務め、「プロ野球ニュース」(フジテレビONE)にも10年出演中の山田幸美アナウンサーがスポーツマーケティング対談でその謎を解き明かした。
渡辺広明(以下渡辺)こうして観客動員数の推移をグラフで見ると、やっぱりコロナ禍の影響は大きかったね。2020年だけは交流戦中止で試合数が例年(858試合)より138試合少なかったのもあるけど、よく戻ったな~という印象です。
山田幸美(以下山田)そうですね。私が気になったのは22年です。来場制限が撤廃されたのに観客が戻り切らなかったのは仕事終わりに野球を見に行くファンの行動変容があったのではないでしょうか? 特にDeNAに注目すると、22年は3年ぶりにCS出場を果たした良いシーズンだったのにもかかわらず、コロナ前の19年シーズンより20%少ない178万人でした。
渡辺 ハマスタ(横浜スタジアム)は東京五輪にあわせて6000席増設されたんじゃなかった?
山田 おっしゃる通りです。20年2月に増築と改修が終わって最大収容人数が3万4046人に増えたのに社会変化でファンが戻ってこなかったんです。そこで球団は観客数をV字回復させるために“2軸のイベント設計”を行ったそうです。ひとつは昔ながらのファンに球場観戦の醍醐味を再確認してもらう施策。23年には日本一に輝いた1998年シーズンのスローガン「GET THE FLAG」を冠にしたイベントを行い、球団OBがチームの歌を歌うなどしました。
渡辺 なるほど。今年、ドラゴンズ戦をご一緒したとき、試合後には「横濱漢祭 2024」(8月20~22日)をやってましたもんね! 角田信朗さんが出てきて花火が上がって、みんなで昇天ポーズして…(笑い)。
山田 楽しかったですね。もうひとつは野球観戦に縁がなかった方でも来場したくなるようなアプローチ。4回裏が終わると始まる「diana」対ファンのリレー対決は毎回すごい盛り上がりです。他球団でも有名キャラとのコラボやユニホーム配布を積極的に行って、プレー以外の飲食や入場の体験価値を上げています。
渡辺 その傾向は「2024年スポーツマーケティング基礎調査」(三菱UFJリサーチ&コンサルティングとマクロミルによる共同調査)にもはっきり出ているよね。観戦回数も増えているし、1回あたりのグッズ費や飲食費も伸びています。ハード面で言うと僕は昨年春に訪問したエスコンフィールドで感心したことがあるんです。
山田 え、何だろう? 私プライベートで全球場に行ってて、エスコンがまた行きたくなる球場ってことはわかるんですけど…渡辺さんの好きなサウナですか?
渡辺 じゃないです(笑い)。「七つ星横丁」というエリアがすごく北海道の人のためにつくられているんですよ。こうした施設をつくるとなると道外から来た観光客のために「北海道のいい店を集めよう」っていう発想になりがちだけど、試合日のほか土日祝も営業、地元の人が楽しめるように北海道初出店のお店を多くしたと。こうした地元密着はパ・リーグの強みになってるよね。
山田 エスコンのある北広島市は23年末で人口5万6900人でしたが、まだまだこれから発展しそうですね。パでは6球団すべてが10万人以上も観客数が増加。オリ姫もすっかり浸透しましたが、今年のオリ姫デーのコンセプトはミュージシャンで、ミュージシャンになりきった選手のグッズを求めて500人もの行列ができたそうです。“推し活”の盛り上がりがプロ野球にもやってきたと実感します。
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