その中でひときわ目立ったのが、中田英寿氏。参加メンバーには入っていなかったが、当日にサプライズで登場したのだ。ジーコジャパンで中村と小野伸二、稲本潤一とともに「黄金のカルテット」を担った。試合に出ればそれが復活することになったのだが、会場には駆けつけたものの、ピッチに立つことはなかった。
その理由を元日本代表の城彰二氏が、自身のYouTubeチャンネルで明らかにした。2月27日に配信された動画で、
「彼は自分のイメージがあるから。プレーがみんなのイメージにそぐわないからやらない。いい時の自分のままでいたい。それはそれでプロフェッショナルだよ」
*は現役時代のようなプレーができないので、ピッチに立たなかったのだという。とはいえ、城氏も*のプレーが見たかったそうで、
「俊輔の引退試合だからなんとか少しでも出たら、と言ったんだけどね。でもやっぱり出なかったね。やってくれたらね」
現役時代の*はFWの選手を走らせるスルーパスを得意としたため、チャンネルスタッフから*のスルーパスで走らされたら面白かったと言われた城氏は、
「本当にそれだけは勘弁。マジで(笑)。でも相手チームだったから問題なかったんだけど」
*はそんなシーンでスタジアムが盛り上がるのは引退試合にそぐわないと判断して、出場しなかったのかもしれない。
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