ブラジルの新星アリ・ボルジェスが圧倒!初出場のパナマを圧倒的なパフォーマンスで一蹴


パナマ相手に圧倒的な強さを見せつけたブラジル代表。特にアリ・ボルジェスのプレーは素晴らしかったです。初出場ながらも即戦力として活躍し、ブラジルの初優勝に大いに貢献してくれることを期待しています。アリ・ボルジェスの存在感は今大会の注目選手となること間違いなしだと思います。

24日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)グループF第1節のブラジル女子代表vsパナマ女子代表がオーストラリアハインドマーシュ・スタジアム(アデレード)で行われ、ブラジルが4-0で勝利した。

9大会連続9回目の出場も、男子と違いまだ優勝がないブラジルと、今大会が初出場となるパナマの一戦となった。

ブラジルは[4-4-2]のシステムで臨み、デビーニャとビア・ザネラットの代表100キャップ超えの経験豊富な2人が2トップコンビを組んだ。なお、“サッカーの女王”と呼ばれ10番を背負い、6大会連続ゴールの期待が懸かるマルタはベンチスタートとなった。

初出場のパナマは[5-4-1]のシステムなでしこジャパンと仙台で親善試合を戦った相手。その試合の先発メンバーのうち、8名がブラジル戦でも先発出場。W杯での初陣となった。


19分、左サイドスペースに出されたスルーパスにデビーニャが抜け出すと、ボックス左からクロス。これをファーサイドでで待っていたアリ・ボルジェスがヘッド。これが見事に決まり、ブラジルが幸先良く先制する。

攻め立てるブラジルだが、なかなか決定機は作れず。それでも36分、ボックス内での混戦となるとルアナの強烈なミドルシュートが枠を捉えるも、GKジェニス・ベイリーがワンハンドセーブを見せて追加点を許さない。

しかし39分にブラジルは追加点。左サイドを突破したタミレスがボックス左から鋭いクロス。ファーサイドへのボールをアリがヘッド。GKベイリーがセーブも、こぼれ球をアリが詰めてブラジルが2点目を奪う。

2点リードで迎えた後半もブラジルが立ち上がりから押し込むと、48分に圧巻のゴールを奪う。左サイドを仕掛けると、タミーレスのスルーパスに抜け出たデビーニャがアドリアーナとワンツーを仕掛けてボックス左角からダイレクトクロス。アリがうまく抜け出してトラップすると、シュートではなくヒールで流し、最後はザネラットがダイレクトシューを蹴り込んだ。流れるようなパスワークであっという間の3点目となった。

良い形が作れないパナマだったが、58分に決定機。ボックス左でボールを持ったカリナ・バルトリプ=レジェスが切り返してボックス内に入り右足シュート。強烈なシュートゴールに飛んだが、GKレチシアがセーブパナマにとっては、初の枠内シュートとなった。

さらに70分にもブラジルが魅せる。左サイドからのジェイゼのクロスに対し、ラインの裏に飛び出したアリがフリードンピシャヘッド。GKの股を抜いたシュートが決まり、アリはW杯デビュー戦での見事なハットトリックを記録した。

ブラジルハットトリックのアリを75分で下げ、マルタを投入。これでマルタは6大会連続の出場となった。

終盤にかけてパナマゴールに迫るシーンも見られたが、ブラジルの攻勢は止まらず。

ブラジル女子代表 4-0 パナマ女子代表
ブラジル
アリ・ボルジェス(前19、前39、後25)
ビア・ザネラット(後3)





(出典 news.nicovideo.jp)