日本代表8大会連続8回目のワールドカップ出場が決定しました。というわけで、今回は2026年に行われるFIFAワールドカップのポイント、そして日本代表の今後について紹介していきます。

北中米ワールドカップの基礎情報として、2026年のFIFAワールドカップはカナダ、メキシコ、アメリカの3カ国共同開催です。開催地はカナダが2都市で2会場、メキシコが3都市で3会場、アメリカが11都市で11会場の計16都市16会場となります。大会は2026年6月11日に開幕し、決勝戦は7月16日に行われます。メキシコのエスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノでの開幕戦から幕を開けます。

出場国はこれまでの16カ国、24カ国、32カ国と拡大を続け、今大会ではついに48カ国となります。出場48カ国が4カ国ずつ12グループに分かれグループステージを戦います。これまでは各グループ上位2カ国が決勝トーナメントに進出していましたが、今大会からはグループステージ上位2カ国に加え、成績上位8カ国も決勝トーナメントに進出することにより、計32カ国で決勝トーナメントを戦うことになります。

カタールワールドカップまでのフォーマットでの合計試合数は64試合でしたが、今大会は104試合が行われます。グループステージ最終節は1日に6試合が行われ、観戦するサッカーファンにとっては楽しい反面、ハードな大会となります。

日本代表の今後と展望に目を向けると、6月にはアジア最終予選の残り2試合が控えています。相手はアウェイでオーストラリア代表、ホームでインドネシア代表です。その後、9月、10月、11月にはFIFAインターナショナルウィンドウが設定されており、本大会の開催国や競合国との対戦に期待したいところです。

今年7月には東アジアE1サッカー選手権が韓国で開催されますが、大会期間を考えると国内組のみで臨むことが予想されます。ここで活躍した選手が9月以降の代表に招集される可能性も十分あります。2026年の3月には国際親善試合が行われ、本大会直前の準備期間を経てワールドカップ開幕というスケジュールです。日本代表の過去最高成績は4度のベスト16ですが、2010年の南アフリカ、2022年のカタールワールドカップではPKでの敗戦と、ベスト8まであと一歩のところまで迫っていました。今大会こそはベスト8以上を目指して欲しいと期待していますが、チーム拡大に伴い、決勝トーナメント1回戦に勝ってもベスト16、2回勝たなければ新しい景色を見ることはできません。

グループステージの組み合わせ抽選会のポット分けは最新のFIFAランキングによって決まります。日本代表はこのまま進めばポット2に入る可能性があります。前回のワールドカップでは優勝経験のあるドイツ代表やスペイン代表に勝利し、世界を驚かせました。今回もその時のように、強い志を持って来る国々に対して、しっかりと勝ち切ることが求められます。

ワールドカップの組み合わせ抽選会の日程はまだ発表されていませんが、過去のワールドカップの傾向を踏まえると、今年の12月頃に行われるのではないかと予想されています。