サッカー元日本代表DF太田宏介、涙で引退を発表 現在は町田ゼルビア所属「恩返しを」 | ニコニコニュース


太田 宏介(おおた こうすけ、1987年7月23日 - )は、東京都町田市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・FC町田ゼルビア所属。ポジションはディフェンダー、ミッドフィールダー。元日本代表。 5歳の時にサッカーを始め、同市出身のサッカー選手秋元陽太とは幼馴染である。幼少時から母と兄との3人暮らしで…
45キロバイト (4,763 語) - 2023年10月3日 (火) 09:46



 サッカー・元日本代表で現在はFC町田ゼルビアに所属するDFの太田宏介(36)が3日、都内で会見を開催。「皆様へお知らせ」という会見で、引退することを発表した。

【写真】大粒の涙をこぼした太田宏介

 会見の冒頭、大きく息をはくと「本日はお忙しい中…」と言い出したところで「ダメだ、もう泣いてる…。こういうの弱いんだよな…」と大粒の涙が。改めて「この度、私、太田宏介は18年間の現役を引退することを決断しました」と発表した。

 引退を決めた経緯を問われると「引退を考えていたのは、ここ3年、4年前ぐらいから。去年のシーズンが終わって、今シーズンが始まる前に最後のシーズンにしようと決めました」と明かした。

 最後のクラブ町田ゼルビアを選んだ。太田は「中学校のころにFC町田に所属していました。高校を経て、さまざまなクラブを歩んできました。当時はFC町田がJリーグクラブになるなんて予想もしていなかったです。ここ何年かで町田が大きくなっていくのを第三者の立場で見ていた」と振り返る。「いつか、地元で、FC町田ゼルビアプレーしたい」という思いが、ここ5~6年で出たという。

 一方で「プロは厳しい世界。自分が入りたくても求めてもらえないと入れない」とわかっていた。それが「去年の夏にオーストラリアから帰国して、そのタイミングサッカーを辞めることも考えていたんですけど、FC町田ゼルビアから声を掛けていただいて、そこでFC町田ゼルビアで引退することを決めました。何より、町田で育って、町田でサッカーを始めた自分が、こうして18年のキャリアを経て、大好きな町田で現役を終えられる。このストーリーに運命を感じていますし、何より幸せです」としみじみと語った。

 現在は、勝ち点71でJ2の首位を走る。「J2優勝、J1昇格が見えてきている。そういうチームの一員として戦えるのがうれしいですし、幸せです」と思いを語ると「最後にFC町田ゼルビアで昇格して、優勝してハッピーエンドで終えられるように頑張っていきたい。それが今、僕ができるFC町田ゼルビアへの恩返しかなと思います」と語っていた。

 何度も手で涙を拭った太田に司会の近藤岳登が「ハンカチを使ってもいいんですよ?」といじる。ハンカチを使うと太田は「さっき、ドン・キホーテで買ってきてもらいました。忘れちゃって」と“らしさ”あふれる笑顔を見せた。

 太田は2006年に麻布大学附属渕野辺高校から横浜FCに入団。清水エスパルスFC東京、フィッテセ(オランダ)、名古屋グランパスパースグローリーFC(オーストラリア)でプレーし、2022年7月に町田に加入。今季はリーグ戦5試合に出ている。2010年には日本代表にも選出され、7試合に出場していた。

引退を発表した太田宏介 (C)ORICON NewS inc.


(出典 news.nicovideo.jp)